0から学ぶ痔の症状、種類、治療、薬大辞典

　腐食剤注射療法では、ヒ素などの毒薬を痔核に注射することによって、痔核を除去するのですが、こういった劇薬を誤って別の場所に注射してしまったり、量の調節を誤ったりする危険性が常につきまといます。
　注入する薬品の量が多すぎた場合は特に危険で、内痔核だけではなく、周辺の組織をも腐らせてしまうことになり、肛門狭窄をはじめとする様々な後遺症が発生する原因となり得ます。この後遺症による苦痛は大変なもので、症状がひどいときには大量の出血を伴うケースもあり、時には生命を脅かすことすらあります。