PPH法のデメリット

 PPH法のデメリットは、痔核自体を根治しない療法であるという点に尽きます。
 痔核の症状自体はこれによって治まる可能性は確かに高いのですが、やはり患部自体はそのまま残る形になりますので、いつ再発するか分からないという事情は否めないのです。
 また、正常な直腸を切除することによる身体への影響も不安材料の一つです。実際にPHH法が使用され始めてからまだ十数年しか経過していませんので、直腸を切ったことによる副作用の有無に関する研究はまだ進んでいないのです。

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