0から学ぶ痔の症状、種類、治療、薬大辞典

　ホワイトヘッド法の後遺症は、便が漏れやすくなることだけではありません。
　手術によって肛門管の周辺が破壊されてしまうことで、直腸粘膜がきちんと固定されなくなり、肛門の外側までずれてはみ出すといった症状を引き起こす場合があります。こうなると、直腸粘膜からの分泌液で肛門周辺が汚れたり、痛みを伴ったりします。
　また、手術の際にできた傷跡が自然治癒する際に引きつれをおこし、肛門の幅が狭くなってしまう場合もあります。これが新たな便秘の原因となることもあります。