硬化剤注入療法のデメリット

 硬化剤注入療法は、手軽に少ない苦痛で治療が行なえるメリットがある反面、薬の効き目がそれほど長続きしないというデメリットがあります。
 通常、一度の注射で痔核を硬化させられる期間は数ヶ月〜せいぜい1年程度であり、排便を繰り返すことで、徐々に固まった血管が広がり、痔核が徐々に元に戻ってきてしまいます。もちろん、再度注射を行なうことは可能ですが、同じ薬物を繰り返して使用すると、身体がそれに慣れてしまい、効果が薄れてきてしまいます。
 ですので、硬化剤注入療法は、あくまで出血多量時のための一時療法であるということを、あらかじめ患者は認識しておく必要があるでしょう。

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