肛門狭窄の誤認

 深刻な肛門狭窄の場合、手術が必要となる場合が少なくありませんが、実は肛門狭窄と思われていたものが、診察してみると違っていたというケースがあります。
 痔の患者は多くの場合排便時に痛みを伴うため、これを恐れて無意識のうちに肛門を緊張状態にしており、排便時にも自分の括約筋で肛門を締め付けてしまっているということがあるのです。こうした場合は、裂肛など痔の症状自体を改善することで、肛門狭窄も治すことができます。

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