肛門に優しい手術(3)

 手術後の後遺症を防ぐために必要な注意としては、「肛門上皮を大切にする」ことも挙げられます。肛門上皮とは、お尻の皮膚とつながった肛門周辺の皮膚を指します。痔の手術の際には、この肛門上皮をあまり大きく切除すべきではありません。
 これは何故かといえば、肛門上皮は肛門奥部の粘膜部と違い、通常の皮膚と同様に鋭い感覚を持っています。もしこの感覚機能が手術によって損なわれると、便意を感じにくくなる、排便の際の感覚が薄くなるといった症状が起こりえます。
 こうなると、せっかく痔が治っても、快適な排便が行なえなくなるため、問題は解決されたことになりません。

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