0から学ぶ痔の症状、種類、治療、薬大辞典

　ちなみに、直腸癌の自覚症状で最も多いのは肛門からの出血（下血）なのですが、それ以外の症状にはどのようなものがあるのでしょうか。
　あるデータによると、下血に次いで多い直腸癌の自覚症状は便通異常、さらには便秘、下痢、腹痛と続いています。これらを見ると、いかにも病気らしい症状はほぼ出血のみであり、しかもそれが痔と大変紛らわしいことが分かります。こういった事情があるため、直腸癌の早期発見は困難なわけです。